ラケットには、「シェークハンド」(通称:シェーク)と「ペンホルダー」(通称:ペン)という2つのタイプがある。

シェークラケットは、握手するようにして握るタイプ。フォア面とバック面の両方にラバーを貼ってプレーをする(両面は赤と黒の異色にする必要がある)。シェークラケットは、フォアもバックも同じような技術がやりやすく、どちらの面でも強い攻撃ができる。そしてラリーに強いというのが特徴だ。
ペンを持つようにして握る「ペンホルダー」ラケット。表面と裏面の両面でプレーするタイプと、片面(面面)のみにラバーを貼るタイプに分かれる。
ペンラケットは、台上の小技がやりやすく、フォアの強打がパワフルというのが特徴だ。
両面にラバーを貼っている場合、ほぼシェークと同じプレーができる。

ラケット以上に様々な種類があるのがラバー。代表的なのがここに紹介する3種類。

強い回転がかかる王道タイプ!
表面が平らで、最も回転がかかり、スピードも出る。幅広いプレーができる、現代卓球で主流のラバー。
スピード重視のプレーにオススメ
表面に粒が並ぶラバーで、裏ソフトほど回転はかからないが、タイミングの早さやスピードで勝負する選手向き。
いやらしい球で相手を惑わす!
表ソフトの粒が細長いタイプ。弾みは控えめだが、打球時に粒が倒れることで、独自の変化をもたらす。

どのような用具を使い、どのテクニックをメインにして戦うかという「プレースタイル」は、選手によって大きく異なり、 それらは「戦型(せんけい/せんがた)」と呼ばれる。大きく分けると次の6つに分類できる。写真は代表選手。

ピッチの速さで勝負!
前陣とは台の近くのことを言う。その前陣で、早いタイミングで打球するのがこのタイプ。ピッチ(テンポ)の速さやスピードで勝負する。シェークラケットにフォア面は裏ソフト、バック面に表ソフトを貼るのが主流。福原愛、伊藤美誠もこのタイプ。
伊藤美誠選手
スピンで攻める、王道タイプ
シェークラケットに両面とも裏ソフトを貼り、強い上回転(トップスピン)をかける「ドライブ」打法を軸に戦うのがこのタイプ。現代卓球の主流で、王道とも言える攻撃スタイルだ。日本のエース・水谷隼や石川佳純、次代を担う若手・張本智和もこのタイプだ。
水谷 隼選手
華麗な守備と攻撃
台から離れて上から下へスイングする「カット」打法で、下回転(バックスピン)をかけて返球する守備的なスタイル。カット型の選手のことを、日本では「カットマン」と呼ぶ。日本卓球界のパイオニアとして知られる松下浩二もカットマンだった。
村松雄斗選手
ダイナミックに動き回る!
シェーク同様、「ドライブ」打法を軸に戦うタイプ。ペンドライブ型は、片面のみにラバーを貼って、フォアもバックも片面のみでプレーするタイプと、両面にラバーを貼って、シェークと同じようにプレーするタイプがいる。フットワークを駆使して動き回る選手が多い。
吉田海偉選手
より早いタイミングで攻める!
フォア面(オモテ面)に表ソフトラバーを使用するのがペンの前陣速攻型で、通称「ペン表」と呼ばれる。ペンドライブと同様、片面のみにラバーを貼るタイプと、裏面に裏ソフトなどを貼るタイプがある。球速よりも打球点の高いことを優先し、より早いタイミングで攻める。
シャン・シャオナ選手(ドイツ)
変幻自在のプレーが特徴
ペンホルダーラケットに粒高と裏ソフト(または表ソフト)を貼り、ラケットを反転してプレーする守備的スタイル。サービスは裏ソフトで出し、ラリー中は粒高ブロックを軸にプレーする。変化球を出して相手を惑わせることができる半面、使いこなすのも難しい。
周昕彤選手(中国)

フォアハンド/バックハンド
利き腕側を「フォア」。
右利きなら右側で打つことを「フォアハンド」と言う。
反対側で打つことを「バックハンド」と言う。
チキータ
台上の技術のひとつで、バックハンドで強い横上回転をかける攻撃的な打法。大きく曲がりながら飛ぶ軌道が、バナナに似ているため、バナナのブランド名からこの名前がついたとされている。
ドライブ
上回転(トップスピン)をかける打法。
現代卓球で主軸となる攻撃打法。
ブロック
ラケットをあまり動かさずに、前陣(台の近く)で相手の攻撃を防御する、守備的技術。
カウンター
相手の強打を打ち返す技術で、
いわばブロックの進化バージョン。